【良スレ】小中と女子にいじめられてたんだけどさｗｗｗｗｗｗｗｗ

僕の親はどうやら女の子が欲しかったみたいで、僕を女の子の様に育てたんですよ。
小学校に入学した時にそれで男子から絡かわれていたんですけど、いつしかそれが女子にもやられ、最後になぜか男子とは仲良くなり、女子だけからいじめられるようになってたんですよ。

楽しいと言ってもやはり学校ではいじめられるし、嫌だなって思っていたんですよ。
それで思い切って女子にもうやめてくれないか、と少し強気に出てみたんです。
するとやはりもう中学生ですから、僕の体格も大人に近くなり、女子達も怖いのかやめてくれました。
その時女子達が自分達は無理やりやらされていただけなんだと言い、リーダーの名前を言いました。
それが嫁の名前です。

嫁が主犯と分かったので、直接言いに行こうかと思ったけど、如何せんそこまでの勇気はなく、結局何もしませんでした。
そして高校へ進学する時にわざと同じ中学の人がいないような所を選び受験、見事合格しました。
ただその高校にまさかの嫁も合格していたのですよ。

嫁がいることを知り、それはもう不安になりました。
だけど今更どうしようもないし、塾の友達の多くがそこへ進学予定だったから何とかなるかな、と思いがんばろうと思ってました。
塾の友達にはよく自虐ネタとしていじめられてることを話していたので、一応知ってはいたので、いざとなったら助けてくれるだろうと思っていました。

そして高校へ入学します。
クラスは嫁とは別、ただ塾の友達も1人もいないという状況でした。
少し不安ではありましたが、この頃にはしっかり男らしくなってたのでいじめられることもなくクラスに馴染めました。
それから3年間、僕は嫁とは一切関わることがなく過ごせて、無事大学へと進学しました。

僕は嫁のことはすごく可愛いと思いますしとても好みなのですけど、友達には地味な子…とあまり評価は良くないです…
僕は元から小学生の頃から親のクラシックギターなどいじってたのですが、大学時代にバンドというものにどハマりしてしまい、大学卒業後は音楽をやりたいと言い、バンド活動をしてました。

無事にインディーズながらデビューし、ツアーなどたくさん回っていた時に中学の同窓会があることを知りました。
中学の頃なんていい思い出あまりないし、行きたくないなって思ったけど、「さすがにこの歳なら平気だよ」と数少ない中学の友達に背中を押されて出席することにしました。
僕は1人ドキドキし緊張しながら行ってみると意外にもみんな仲良くしてくれるし、自分達の曲を聴いてくれてる人もいてびっくりでした。
すごく楽しかったし行ってよかったと思ってたのですが、ふと周りを見渡すと嫁の姿はありませんでした。

よく自分の記憶を思い返してみると、高校生の時一切関わらなかったというよりは、まったく見なかったという感じだなぁと思いました。
でもこの雰囲気でそれについて深く聞くのはダメかなと思い、その日はそれしか聞けませんでした。
ただ自分を小中と苦しめていた人物がそのような状況と聞くとどうしても気になり、高校の友達に聞くことにしたのですよ。
はじめは話すことを渋っていたけど、全部教えてもらい、結果いじめられていたのは僕が原因でした。

先に言いましたけど、高校には塾の友達が多く、その友達達は僕がいじめられていたのを知っている。
そして友達の数人が嫁と同じクラスだったので、僕のためと思い、僕がいじめられる前にやってやれ、こいつはやられて当然だという風になってしまいました。
結果嫁は1年生の時から孤立してしまいました。
僕の学校はクラス替えがなかったのでそれが続き、2年の途中で不登校になり、そのまま引きこもりという最悪な展開に…

それをはじめ聞かされた時は複雑な気持ちになりました。
僕のせいで1人の人生が台無しになってしまうかもしれない、ただ友達は僕のためを思いやってくれて、現に僕は3年間無事に過ごせましたから。
ただそれでもなんだか辛い気持ちになってしまいました。
ただこの時僕はバンドがメジャーデビューできるかもしれないという状況だったので、心の奥に気持ちをしまってひたすらライブをしてました。

ただここまでやることにしたけど、本当に何をしに行くんだろう？と自分でも思ってしまうほどノープランで、迷ってしまいました。
他の人から見ると少しおかしいかもしれませんが、とにかく謝りたいという気持ちが強く、それだけ伝えられれば後はどうにかなれって気持ちでいざ向かいました。

ノックして自分の名前を言うと扉の奥でガタガタと音を立てたのが少し面白かったです。
ただ、実は僕たちは会話なんて全くしたことがなく、一方的に僕がやられているだけだったので、何を話していいかまったくわからなくて、とりあえず謝りました。
向こうは何故謝るのかわからないと言っていたので、1から説明しました。
説明が終わると30分くらい何も言わなくなってしまい、とても困ったのを覚えてます。

嫁の部屋の前へ行き、挨拶をするとまたガタガタという音が聞こえて、やはり相当びっくりしてました。
ただやはり僕の前には姿を見せてくれませんでした。
どうやら数年間の引きこもり生活のせいで細くなったわけではなく、太くなってしまったようで、親以外には誰にもこの姿を見せたくないそうで、どうしようかと思いました。
ただ、社会復帰のためにまずは痩せて自信を持たせるのもいいかなと思い、一緒に運動をしようと打診することにしました。

ただやはり嫁も嫌がり、しばらく運動しない？って誘うだけの日々が過ぎました。
ただ内心、昔自分をいじめていた相手なんて見たくないから出て来て欲しくないかも…なんてこの後に及んで思い始めたりして、この時は少しナイーブになってましたね。
それに長い期間暇をもらったと言っても、一般的にはきっとそれほど長くない時間だと思うので、少し焦ったりもしてました。
ただ相当な頻度で行ってたので、絶対折れて出て来てくれると信じて行ってましたね。

それから僕は嫁が痩せれるように1年間努力しました。
さすがに僕は仕事に戻らなくてはならないので、会う頻度こそ減りましたが、週に一回は会えるようにがんばり、嫁は徐々に痩せて行きました。
ただ僕と嫁は一緒に走ったり、その後のストレッチやらこうした方がいいよなんてアドバイスを伝えるくらいしかコミュニケーションを取らなかったので、他からはダイエットしてる人とトレーナーみたいに見えたんでしょうね。

ただ、いざ会わないとなると、寂しいと感じることが多いことに気づきました。
会わない期間が長くなると、電話で話したりするようになって、自然と自分の中で「この人のこと好きなのかな？」って思えるようになりました。
昔とは違い、自分に自信が持てるようになった僕は思い立ったらすぐ行動でした。
すぐに告白しに行きました。
最初はきっと同情とエゴで嫁と接していたけど、時間が経つにつれて自然と好きになって行ったのかもしれません。
告白した時、嫁に泣きながら断られたのは良い思い出です。
昔のこともあるし、ここまでしてくれたのもあるし、自分にはそんなことできないとか言われて、僕はショックで2日間泣きましたね。
それでも食い下がらず再び告白し、無事お付き合いを始めました。