飲食のバイトなんだがとんでもないレベルのゆとりが入ってきたから聞いてくれｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

立ったか

とりあえず俺のスペック
20歳
居酒屋アルバイター歴2年半の大学生

昨日もいつものように出勤したら厨房に見慣れないやつがいた

見た目はエヴァのシンジを地味にしてメガネかけさせたような感じ
俺を見るなりオドオドしながら何かしゃべりだした

聞くとどうやら今日が初出勤の新人らしい

そして俺は店長にこいつの教育係をまかされた

その新人はキッチン志望だったから営業が始まる前に一通りのポジションと業務内容、簡単なメニューの作り方を教えた

教えてるときは素直に聞いてくれてたから慣れれば戦力になるなーとこの時は思ってた

そうこうしてるうちに営業スタート
特に忙しくもなかったからオーダー入ったメニューを俺が横でアドバイスしながらそいつに作らせようとしたら
そいつが「いきなりかよ…」的なことを呟いた

いきなりの発言に若干驚いたけど
やってくうちに慣れるからまずはやってみてつってやらせた

まずやらせたのは一番簡単なポテトフライ

キッチン経験者ならわかるかもしれないが、まず冷凍のポテトを取っ手のついたザルみたいなやつにいれて油に突っ込むだけなんだ

一通りの流れだけ説明してそいつにやらせたら、どうやらポテトに付着してた小さな氷のカケラが油に逆らったらしく油がハネてそいつの腕についたのがわかった

まあよくあることだし普通我慢して作業続けるところだけど一応新人だし俺は気を遣って、「大丈夫？作業変わるから水で冷やしてきな」って言ったんだ
するとそいつはわざとらしくため息をつきながら「…まあべつに大丈夫です」

あからさまなコイツの態度に少しずつ俺はイラつき始めた

あからさまにそいつがやる気なくしたのがわかったから客に出す商品をやらせるのは一旦辞めさせようと思って、そいつに洗い場をやらせることした 一応油がハネたこともあるからな

しばらくそいつに洗い場まかせてて、俺は俺で作業してた

すると次にチキン南蛮のオーダーが入った

まあ簡単なオーダーだし俺がやってるところ見ててもらおうと思ってそいつを呼んだ
俺が「一回じゃ覚えきれないかもしれないし、細かいところはメモとっておいた方がいいよ。メモ持ってるかな？」

って言ったらそいつが衝撃の返答

「ケータイでもいいですか？」

後々店長に聞いたら初回はメモ持ってくるように伝えてたみたいなんだ

でも俺はそいつがメモが必要なことを聞いてなかった可能性もあるし、
ニトリル(薄いビニール製の使い捨て手袋)つければ衛生的にも別に問題ないかと思って

「まあ今回だけケータイでメモしてもいいよ。でも厨房の中でケータイ使うのは本当はダメだから、次からは更衣室にケータイおいてきなよ」と今回だけケータイの使用を認めてやった

俺の説明に軽くうなずきながらケータイ触ってたからメモとってくれてるもんだとこの時は思ってた

チキン南蛮の作業も終わって
俺は料理、そいつは洗い場の業務に戻った

1時間弱した頃だったかな
険しい顔でキョロキョロしたババアが一人で店に入ってくるのがわかった

ホールの子がそいつのところにいって席の希望や人数を聞きに行ったら

そのババアがでっかい声で
「ケイスケはどこにいるの！！！」
って叫び出した

俺はびっくりして作業してた店長と目を合わせてたら、急に洗い物してた新人がソワソワし始めた

ホールの子が困ってたから店長がそのババアのもとに向かってもそのババアはヒステリック状態

「ケイスケはどこですか？！」
「どいてください！！！！」

とかなんとか騒ぎまくってた

他の客にジロジロ見られてもおかまいなしだった

俺は新人の子の名前を聞いてなかったからその時はわからなかったんだけど、この新人がどうやらケイスケっぽい

しばらくして店長がそのババアを厨房の中に招き入れたらそのヒステリックババアが一言
「ケイスケ一体ここで何されたの？！！」

ババアの問いに対してケイスケは
「コイツにこき使われてヤケドもした…もう帰りたいお母さん…」
と言い出しやがった

ババアは顔を歪めながら大声で
「ケイスケは今すぐ私が連れて帰ります！！！」
と言い、ケイスケを更衣室で着替えさせて嵐のように去っていった…

どうやらチキン南蛮の作業をケータイでメモしてると見せかけて、メールか何かでお母さんを呼んでたらしいんだ

何が言いたいかってゆとりって怖いよねって話
まあそいつと俺大して年変わらないんだけどな