ゆるきゃん△に憧れて一人キャンプしてきたらアニメと現実の世界に絶望したお話ｗｗｗ（※画像あり）

アニメの中ではシマリンちゃんが　「寒いい！！温泉ッ！！」　みたいな原付で走るシーンがあるが
現実は違う
「さみいいい！！！鼻水が液体で出てきてジュルジュル！！！風つええ！！バイク毎揺れるぅうう！！！」
「霧が出て来たぞおい、前見えねえええ！！あれ雨降って来たぞ！！雨粒顏に当たっていてえ！！」
「シールド降ろすと曇って前みえねえ！！ふえええ？！！？！？」

ってな感じで３０過ぎたおっさんが一人脳内で阿鼻叫喚していたのが現実だ

雨が降る中テントの設営をしないといけない
モンベルの店員さんには組み立て方を丁寧に教えてもらって
「あ、もう分かりました！」ってな感じで優等生気取っていたが
何も分かっていなかった事に現場で気づいた
四苦八苦してテントは飛び、若者に「ペグ打ちながら設営しないとｗｗ」って笑われて
そういえばアニメの中でもそれ言ってたなぁ…っと後悔して
なんやかんや自己流も交えつつテントを設営
そしてシマリンちゃんが「かっちった…」って言ってた焚火台のメタル賽銭箱（B6君）を使って焚火をした
マッチ1本で火がつくよ！　ってヤミガラス？の炭を使ったがチャッカマンで全く火がつかず「騙された！」と思った

まるで忍の里の様に霧に包まれたキャンプ場で現場にいると辺りが全然見えず
俺は一体ここに何しにきたんだ？感が強かった
姿は見えないが声だけは聞こえてきて俺たちは集団タイムリープでもしたのかって位に非現実間がすごかった
霧隠れの里……俺はそう名付けた

朝起きてもまだ雨で手早く片付けを行い
予定ではそこから四万十川をバイクで走るって予定だったが
雨の中そんな事する元気もなく
そこから10分程走った場所にもう1個キャンプ場があってそこで1泊する事にした
その日の移動時間10分、キャンプ場は森の中にウッドデッキの上を使う形式だった
雨じゃなかったら良い場所だったと思う
しかし雨が降っているとどことなく悲しい気分になった

テントを設営

キャンプ2日目にして設営だけは早くなった
荒療治だったが実戦で俺のアウトドアスキルは上がらざるを得なかったのだ
やる事もないので歩いていると少し休憩できるスポットがあったが先客のカラスがいた
カラスと一緒に雨宿りをした、カラスはカーカーないていた

よくよくそこの柱をみるとなんか書かれてた

俺も同じ気持ちだよ…ってか落書きすんな…

雨だしやる事もないからテントの中で　たねほおずき　を眺める位しかやる事がなかった
綺麗に光る　たねほおずき　を眺めながら家にいた時はアウトドアがやりたくてしょうがなかったのに
アウトドアをやってると家に帰りたくてしょうがないって事に気づいた
アウトドアは俺に大切な事を教えてくれた
アウトドアってのは日常という当たり前に生活が出来るって安心感を捨てて不便を感じるものなんだって
アウトドアをやる事により日常への有難み、職場の人、周りの人、親への感謝を強く感じた
お願いします、これからは良い子になるので家に帰らせて下さい…そう強く光に願った…